「キシリウム S」は先代の「キシリウム UST」よりも60g軽量化しているものの、幅が広くなり、強度も横剛性もアップしている。この剛性を最適化しているのがFOREテクノロジー。上部ブリッジに穴が開けられることがないので、強度と剛性が最適化され、リムテープも不要になるので、ホイール当たりさらに30g軽量化している。リムベッドの形状が新しくなることで、タイヤの着脱がかつてないほど容易になり、さらにマヴィックのUSTチューブレテクノロジーが転がり抵抗を改善し、パンクリスクを低減している。リムは、マヴィックのアルミ製リム工場で製造されたフランス製。
新しいインフィニティ ハブプラットフォームが、パワー伝達が最大限のものとなるようスポークテンションを高度に制御することで剛性とパワー伝達を最適化する一方、ベアリングの与圧を自動で調整するQRM オートが組み合わされたインスタントドライブ360 フリーホイールが素早いエンゲージメンと優れた耐久性を実現している。だから、「キシリウム S」は単にライドを速くするだけでなく、見た目も速く映るのだ。マットにペイントされたハブ、表からは見えないリムの溶接、ディープブラックのスポークによって、集団の中でもひときわ目を引くプレミアムなルックスに仕上がっている。
シマノ/スラムのカセットに対応しているだけでなく、別売オプションのドライバーボディでカンパニョーロやスラムXD-Rにも組み替え可能だ。